トレーダーとしての1日――平日と休日のリアル

「ストーリー」の記事で、今の1日についてざっと触れた。ここでは、その1日をもう一段階、時間帯ごとに深掘りする。

平日はどう過ごしているのか。休日はどうなのか。そして、会社員時代と比べて何が一番変わったのか。できるだけ具体的に書いていく。

Trading Day

トレードの1日を、時間帯で追う

トレードのある日は、ある程度決まったリズムで動く。ただし「何時から何時まで仕事」という会社員時代のような強制力はない。あくまで自分で決めたリズムだ。

8:00

起床・コーヒー

アラームで二度寝せずに起きる。まずコーヒーを淹れ、頭を起こす時間。

8:30

チャート・ニュース確認

ドル円のチャートを見て、経済指標や金融ニュースをチェック。東京時間に動きがあればトレードするが、無理に入ることはしない。

10:00

ジム・用事

混んでいない時間帯にジムへ。買い物や家事など、日中の空いている時間にしかできないことをこなす。

12:00

ランチ・休憩

決まった時間に縛られず、好きなタイミングで食事。相場が気になるときは軽くチャートを覗く程度。

15:00

自己投資・準備

読書や情報収集など、トレードの精度を上げるための時間。夜のトレードに向けて、環境を整理しておく。

21:00

本番のトレードタイム

ニューヨーク市場が動き出し、ドル円が最も活発になる時間帯。1日の中で、最も集中する時間だ。チャンスがなければ、見るだけで終わる日もある。

24:00

就寝

チャートを閉じて1日を終える。トレードのない日は、夜にポルシェを走らせることもある。

夜はチャンスが来やすい時間帯というだけで、毎日必ずトレードするわけではない。チャンスがなければ、見るだけで終わる日もある。

Weekend

休みが「土日の2日」に固定されていない

そもそも、FXトレーダーに「平日」は「仕事」という概念はない。相場にチャンスがなければ、その日を丸ごと休みにしてしまえばいいからだ。

もちろん、土日が休みなのは、サラリーマンと同じだ。だから「土日が休み」ということ自体は、この働き方だけの特権ではない。

違うのは、オフにする日が土日の2日間に固定されていないことだ。土日はそれに加えて、市場そのものがクローズしている、文字通り何もしなくていい2日間だ。

トレードのチャンスが多い週は、休みが少なくなることもある。それでも、市場がクローズする土日は変わらず休みだ。逆に落ち着いている週は、曜日に関係なくまとめて休みを取って、遠出することもある。曜日を気にせず予定を組めるのは、この働き方になって一番大きく変わったことかもしれない。

土朝〜月朝市場がクローズする時間帯
0件土日に入らなければならないトレード

平日のように決まった軸はないが、大まかな過ごし方を書くとこうなる。あくまで「だいたいこんな感じ」で、週によって前後する。

朝

起きる時間は決めない

アラームはかけない。目が覚めたら起きる。チャートは開かないことも多い。

昼

溜まった用事、または何もしない

平日にできなかった用事をまとめて片付ける日もあれば、予定を一切入れずに過ごす日もある。

午後

外出・ドライブ・趣味

ポルシェで遠出したり、気になっていた場所に行ったり。市場を気にせず予定を組めるのは、この時間帯の一番の違いだ。

夜

チャートを開かない夜

平日なら気になってしまう夜21時以降も、土日は市場がクローズしているので見る必要がない。純粋に自分の時間として終える。

At a Glance

平日と休日、何が違うか

平日
起床8:00前後
トレード夜21時以降が中心
日中ジム・用事・自己投資
休日
起床決めていない
トレード市場クローズ・0件
日中完全に自分の時間

Off The Chart

トレード以外の時間を、本気で楽しむ

オフの時間が増えても、ただボーッと過ごしているわけではない。むしろ、空いた時間をどう使うかには人一倍こだわっている。ここでは普段楽しんでいる娯楽を、少し詳しく書いておく。

ドライブ

一番のリフレッシュ方法は、夜にポルシェを走らせることだ。トレードのない日や、相場と向き合い続けた一日の終わりに、エンジン音だけに集中する時間を作る。画面を見続けた頭を切り替えるには、これが一番効く。目的地を決めず、気分で走ることも多い。

夜、東京タワーを背景にポルシェを撮影
夜のドライブ、東京タワーをバックに一枚
夜、東京タワーを背景にポルシェを撮影
画面から離れて、エンジン音だけに集中する時間

ジム

日中、混んでいない時間帯に通う。トレードは座って画面を見続ける仕事なので、意識して体を動かす時間を作らないと、すぐに体がなまる。頭を使う作業と体を動かす時間を交互に入れることで、トレードの集中力も保ちやすくなっている実感がある。

旅行・ダイビング

まとまった休みが取れるときは、旅行に出る。中でもダイビングは、お気に入りの過ごし方の一つだ。水の中にいる間は、スマホもチャートも見られない。完全に相場から切り離される数十分は、サラリーマン時代には考えられなかった贅沢な時間だ。平日に旅行へ出られるのも、曜日に縛られない働き方だからこそできることだ。

娯楽に全力で時間を使えるのも、オフの日を自分で決められるからだ。中途半端に休むより、遊ぶときは遊ぶと決めている。

Before & After

同じ「1日」でも、こんなに違う

特に変化を感じるのは、1日の過ごし方そのものだ。会社員時代と今を比べると、同じ「1日」という言葉が指す内容が、まったく別物になっている。

会社員時代は、1日24時間のうち約3分の1を仕事に費やしていた。

※バーの長さは1日を基準にした割合。会社員は1日8時間(昼休憩を除く実働。残業・通勤は含まず)で算出

それが今は、1日あたり約1時間。会社員時代の8分の1になった計算だ。

※会社員は1日8時間(昼休憩を除く実働。残業・通勤は含まず)、今は実質トレード時間で1日あたり約1時間

会社員時代

起床出社時間に合わせる
通勤満員電車
日中オフィスで勤務。昼休みも決まった時間
夜残業込みで帰宅。自由時間はわずか
休み土日の2日間だけ

起床6:00 → 朝食 → 7:00〜8:00は通勤 → 8:00〜17:00は仕事(昼休み含む) → 17:00〜18:00は通勤 → 18:00〜19:00は夕食 → 19:00〜0:00は自由時間 → 0:00就寝

※残業のない日を想定したイメージです。実際は残業でもっと遅くなる日も多い

今

起床自分の生活リズム(8:00前後)
通勤なし
日中ジム・用事・自己投資
夜チャンスがあればトレード。なければ自由
休み曜日に縛られず、自分で決められる

起床8:00 → 午前中はチャート確認とジム・用事 → 12:00〜15:00はランチ・休憩 → 15:00〜は自己投資の時間 → 21:00〜はトレードタイム → 0:00就寝

※睡眠8時間を除く16時間はすべて自分の判断で使える時間。上記の自由時間8時間はそのうち自己投資・準備にあてている内訳で、トレードのチャンスがない日はこの16時間がそのまま自由になる

朝起きて「今日は何をしなければならないか」ではなく、「今日は何をしようか」から1日が始まる。これが一番の変化だ。

An Ordinary Day

特別な1日じゃない。
積み重ねた、普通の1日だ。

ここに書いたのは、何か特別なことをしている1日ではない。自分でリズムを決め、やるべき時間に集中し、それ以外は自由に使う。それだけのことだ。この1日が当たり前になるまでの経緯は、「FXの道の先に」に書いている。

「FXの道の先に」を読む
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